こんにちは、まさる(@masaru2951)です。
今回はNFTを売ったり買ったりするときにかかるガス代について解説していきます。

ガス代で損をしたくない方は、ぜひ読んでみてください!
OpenSeaなどでNFTを取引するようになると、必ずガス代というものが必要になってきます。しかし、NFTを始めたばかりの方はいつガス代が発生するのか、ガス代の相場はどのくらいかなど色々わからないことだらけだと思います。
ガス代は常に変動していて、知識がないまま取引をすると高額なガス代を払うはめになります。
せっかくNFTを取引するのにガス代なんかで損はしたくないですよね?
そんな方でもこの記事を読んでいただければ大丈夫です。ガス代を安く抑える方法も書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
- NFTを買うときにかかるガス代
- NFTを売るときにかかるガス代
- ガス代を安く抑える方法
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NFTのガス代とは?
ガス代とは簡単に言うと、手数料みたいなものです。
NFTはイーサリアムなどのブロックチェーン上で取引を行います。その取引履歴をブロックチェーン上に記録するときに手数料が発生します。
詳しく説明すると、ブロックチェーン上に記録することをトランザクションと言いますが、発生したトランザクションに対して承認するときに手数料が発生します。この承認作業をする人たちのことをマイナー(採掘者)と言いますが、ガス代はこのマイナーの報酬になります。
ガス代は決まった価格ではなく、常に変動しています。これはトランザクションの量によって左右されるためです。取引量が多い時間帯などはガス代が高くなり、逆に取引量が少ない時間帯だとガス代は安くなります。
現在のガス代を確認するには、「Ethereum Gas Price Chart」がおすすめです。


ガス代の算出方法は以下のようになります。
ガス代=Gas Price × Gas Limit
それぞれの値について説明していきますね。
- ・Gas Price (ガスプライス)
-
Ethereum Gas Price Chartの縦軸の値で、単位はGwei (ギガウェイ)。
1Gwei=0.000000001ETHに相当します。 - ・Gas Limit (ガスリミット)
-
取引の際に消費するガス代の上限で、任意に設定できます。
ガス代(Gas Price)の目安はこちらを参考にしてください。200~300のときは高すぎるので、急ぎでなければ下がるまで待つことをおすすめします。
20~30:ガス代が安い
200~300:ガス代が高い
NFTを買うときにかかるガス代
NFTを買うときにかかるガス代は、以下の3パターンがあります。
- 固定価格でNFTを購入するとき
- オファーをキャンセルするとき
- 黒ETHから赤ETH、紫ETHに変換するとき
固定価格でNFTを購入するとき
OpenSeaで購入したいNFTがあったとき、「カートに追加」をして固定価格で購入するときにガス代が発生します。
「オファーを提示」でこちらの希望価格を承諾してもらえた場合は、ガス代はかかりません。
オファーをキャンセルするとき
「オファー提示」でオファーを出した後、そのオファーをキャンセルするときにガス代がかかります。オファーを出すときは、よく考えてから出すようにしましょう。
黒ETHから赤ETH、紫ETHに変換するとき
通常のETHのことを黒ETHと言いますが、これを赤ETHや紫ETHに変換するときにガス代がかかります。
赤ETHとは?
赤ETHとはWETH (Wrapped ETH)とも言い、オファーする時やオークションするときに使うETHのことを言います。OpenSea上で変換でき、1ETH=1WETHです。
紫ETHとは?
紫ETHはPolygonチェーンでNFTを購入するときに使います。
変換するたびにガス代がかかるので、まとめて交換しておいたほうがガス代の節約になります。
NFTを売る(出品する)ときにかかるガス代
- 固定価格販売をキャンセルするとき
- オファーを受け入れるとき
- オークションをキャンセルするとき
- GiveawayなどでNFTを転送するとき
以前は、初めてNFTを出品をするときにガス代がかかっていましたが、2022年6月からかからなくなりました。



初回出品時のガス代は1万くらいかかることもあったので、なくなったのはありがたいですね。
固定価格販売をキャンセルするとき
固定価格で売りに出したものをキャンセルするときに、ガス代がかかります。
オファーを受け入れるとき
自分が持っているNFTにオファーが来て、そのオファーの金額に納得し受け入れる場合にガス代がかかります。
オークションをキャンセルするとき
オークションに出品したNFTを、キャンセルするときにガス代がかかります。
GiveawayなどでNFTを転送するとき
NFTを無料でプレゼントするGiveawayなどの企画でNFTを転送(transfer)するときや、ハッキング対策で保管用のウォレットにNFTを転送するときにガス代がかかります。
NFTのガス代を安くおさえる方法
ガス代を抑える方法は主に3つあります。
- ガス代が安い時を見計らって取引をする
- 処理速度を低速にする
- ガス代が安にブロックチェーンを使う
ガス代が安い時を見計らって取引をする
ガス代は常に変動しているので、それを利用して値段が下がったタイミングで取引を成立させる方法です。NFTを購入したり転送したりする時にメタマスクのウィンドウが開くと思いますが、そこにガス代の見積もりが表示されます。
ここに表示されているガス代は一定時間ごとに更新されているので、自分の納得できる金額に下がるまでこのウィンドウを開いたまま待機します。自分の納得できる金額になったら取引を成立させましょう。
下の図は、以前に僕がNFTを転送しようとした際に表示されたガス代です。この時は0.002155ETHでした。
もう少し安くならないかと10分くらい待ってみました。


その結果、0.002155ETHまで下がったので、134円(1ETH=170000円で換算)くらい安くなりました。


この時は値段がうまく下がりましたが、10分待って上がってしまうこともあります。その時は急ぎでなければいったんメタマスクを閉じて、数時間後に開いてみるのをおすすめします。
処理速度を低速にする
取引の処理速度を低速にすると、ガス代を抑えることができます。
ガス代の見積もりが表示されている画面で、【編集】をクリックします。そうすると、速度を低速、中速、高速から選べるようになるので低速を選択します。


下の図は、僕がNFTを転送しようとしたときに低速、中速、高速の場合のガス代をスクショしたものになりますが、高速にしたとしてもそこまで大きく跳ね上がるわけではありません。
しかし、少しでもガス代を抑えたいなら低速にすることをおすすめします。






ガス代が安いブロックチェーンを使う
NFTの取引はEthreumネットワークでの取引が多いですが、Polygonネットワークで取引をするとガス代がほんの少しだけ安くなります。
OpenSeaではPolygonにも対応しているで、目当てのNFTがPolygonに対応していたらそちらを利用することも検討してみてください。
ただし、黒ETHから紫ETH(Polygon用のETH)にブリッジ(変換)するのにもガス代がかかるので、その点だけ注意してください。
まとめ
NFTの取引をするにはガス代は必ずかかります。
この記事を読んで、ガス代で損することなくNFTの取引を楽しみましょう!
NFTの取引には仮想通貨の口座が必要です。まだ開設されていない方はこちらからできます。
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